CPF-NW001機能レビュー part1

購入してから3週間近く経ったので、そろそろ機能レビューを。。

改めてセールスポイントを整理してみると、

1、コンパクトながら、本体の音楽を迫力の重低音ステレオサウンドで再生
2、総合出力25Wの迫力サウンド
3、2.1ch S-Masterデジタルアンプ搭載
4、DSPによるサラウンド機能搭載
5、トーンコントロールが可能
6、LINE接続で外部機器の音も再生可能
7、置くだけで“ウォークマン”本体を充電
8、付属リモコンで本体の基本操作が可能

といったところでしょうか。
(ところで4、5、6あたりはSONYではあまりポイントとしてないようですが何故？)
では、それぞれのポイントについてレビューしていきます。

■コンパクトながらも迫力の重低音サウンド(上記ポイント1・2・3)
まずは音質面のレビュー。
クレードルオーディオと銘打つ以上はここが重要です。
結論から先に言ってしまえば、このサイズからは信じられないほどの迫力のある音を鳴らします。
やはり、サブウーファーの担当する低音部分が音楽に厚みを与えているという感じでしょうか。
ウーファー部に手を当ててみると、ものすごい勢いで空気が押し出されています。
ただデフォルトの状態ではやや低音が強すぎる気がします。
また、ウーファーの置き場所(特に置く場所の素材)によって、いくらでも低音の強さや質が変化するので、重要になってくるのはウーファーの置き場所ということになるのかもしれません。
ですが、ウーファーの大きさが大きさですし、電源スイッチもあるということで使い勝手の面からも、置き場所が制限されてしまう可能性もあるので、なかなかベストな位置に設置できる人は少ないかも…。

一方メインユニット部分のスピーカーからの音質は非常にクリアで解像度もそこそこ高いと思います。
このクリアな音はデジタルアンプのS-masterの恩恵であるでしょうが、特に高域部分の描写の細かさはかなりのものだと思います。
システム全体の音質ということで見てみると、迫力の重低音というのはまったくその通りですが、
音域のバランスが高域と低域に偏りが見られ中域不足をやや感じるので、いわゆるドンシャリの傾向はあると思います。
ですが、下手なコンポよりもかなりいい音がでます。音量を上げても、頑張っているという鳴り方ではなく、余裕を持った鳴り方をしてくれますし、ボーカルや楽器一つ一つ(パート)の描き分けも非常に細かく、キレのあるサウンドです。

比較するのもどうかとは思いますが、普段使っているシステムコンポのCMT-SE9と比較すると、音域のバランスや、低音の質にやや問題が見られるものの、このサイズでここまでの迫力・高音質サウンドなのには正直驚きました。少々値は張りますが、それだけの価値がある音質だと思います。

■意外と侮れないサラウンド機能(上記ポイント4)
メインユニットは横幅が206ｍｍと小さく、物理的にスピーカーを離すこともできませんから、どうしてもこじんまりとした音場になってしまいます。
そのためか、CPF-NW001にはDSPによるサラウンド機能を搭載しています。
当初はオマケ程度のものであろうと考えていましたが、意外にも自然なサラウンドを実現しています。

サラウンドは効果レベルを調整できるわけではなく、ただONとOFFを切り替えるだけですが、
ONにしたときの音場の広がりは非常に広く、また不自然さを感じさせません。
常時ONのままでも特に問題はない…というより、ONの方がむしろ自然ではないかと感じる場面も多々あるほどです。
特にボーカルのある曲なんかでは、ボーカル部分がやや際立つ感じで聞きやすくなります。
ボーカルがない曲でも、音場の広がりが雰囲気や空気感まで変えてくれるようです。

■個々のリスニング環境対応のためのトーンコントロールかも(上記ポイント5)
BASSとTREBLEで-3～+3の範囲でトーンコントロールが可能です。
トーンコントロールは付属のリモコンで行いますが、インジケータなどがないため、現在どのレベルのトーンになっているのかがわかりづらいです。
そのため、リモコンにはEQ OFFボタンがあり、これを押すことでトーンコントロールを初期状態にリセットすることができます。
普通はそのまま何もいじる必要がないような気がしますが、前述のようにサブウーファーは置き場所によって低音の強さが変わるため、そういった環境に応じていじっていけばいいと思います。
個人的にはやや低音が強めと感じたので、BASSを-1にしています。
ですが、感覚的には-0.5ぐらいにしたいところ。。
この辺はやや大雑把なトーンコントロールかも。。

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ということで、part1はここまでです。
part2で残りのポイントについてレビューしていきます。